雨宿りはふたりで[真崎ひかる]


年の差因縁カップル。2人の抱える心の傷がある事件に繋がっていて、受けだけが知る事実もある。ひねりがあって面白いけど、受けが攻めに惹かれる理由がわからなかった。BLだからやっぱりLのきっかけは大事だと思う。

クロネコ彼氏のアソビ方[左京亜也]


エロエロなのにストーリーもしっかり。ただ初心者さんにはハードルが高いかも。続編も気になる。

がっこうのせんせい 8[松本花]


本巻で完結。BLでは定番の記憶喪失ネタ。終わりはBLじゃなくてほのぼのだった。これからも皆でお勉強する日々が続いていくのねぇ。

魔法使いの涙[直野儚羅]


短編シリーズ集。人外×ダメっこカップルが二組と、サラリーマンが1組。表題作の攻めは、比喩表現じゃなくて本当に魔法使い。個人的には表題作よりも、同時収録の悪霊退治シリーズのほうが好みだった。攻めがちょっぴり腹黒そうでいい感じ(笑)。

デキの悪い子は手のひらの上[山田2丁目]


短編シリーズ集。表題シリーズとリンク作、短編2作が収録。表題作はイキが良くて可愛い受けに言うことなし。冒頭の弁護士短編はもっと読みたい。描き下ろしも充実で、表題攻めの寝言は坊さんらしくお経だった(笑)。

バンパイアハンターD 7 北海魔行 上巻[鷹木骰子]※非BL


小説イラストの天野さんの素晴らしさは言うまでもないが、このコミックス版も巻が進むほど深みが増してきている。何より、動きが感じられるのがすごい。続きも楽しみ。

純情男子とふしだら情夫[梶本潤]


表題はエロ満載のなかに陰が隠れてる作品。細かい突っ込みどころはあるけれど、真面目な攻め君がいい感じだからすべてOK(笑)。その他収録作は、可愛くて笑える。後書きにあるように、チビ絵がちょい少なめ。デジタル化の副作用とは、意外だけど納得。

夜空のすみっこで、[ハヤカワノジコ]


通常の1.5倍はありそうなボリュームなのに値段は控え目で、表紙も素敵で言うことなし。いっきに読めた。モノローグや絵に独特の余韻というか間がある。初H(未遂かも?)描き下ろし付き。

メテオライト[松崎司]


がっちりむっちり系、一部ヘタレオヤジ。キャラが突き抜けてて笑える。エロも濃厚なので、読むときは背後に注意!

執事の献身と若き主の憂鬱[成瀬かの]


最近読んだ成瀬さんの他作品に比べると、突き抜けているものが見当たらない。あえて言うなら、ストーカーの気持ち悪さか。主人公よりも友人カップルが気になる。